僕と彼女の日常。
風呂場が妙にうるさいな、と思いそこへ行くと、彼女が浴槽で溺れていた。(と、いうよりは自ら沈んでたという方が正しいかもしれない。)
僕はそれをジッと見つめていた。ゴポゴポとうるさかった水面が静かになった。
しばらく、彼女は水の中から出てこなかった。
死ねなかったことに悲しんでいるのか、泣いてるところを見られてくなかったのか。
そんなの僕には関係なかった。


まえへ とっぷ つぎへ