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僕と彼女の日常。
「あら、あの部屋の人、また飛び降りてるわ。」
近所の人に、もう何度も見られたこの光景は、このマンションに住む人々にとってはもう当たり前の事になってしまった。
「死んでやる。」と言った彼女は、ベランダから飛び降りた。
「そんなことしても無駄なのに。」と思いながら僕は、つまらないテレビの番組を見る。あぁ、本当にこの番組面白くないな。
しばらくして、そろそろ誰かの悲鳴が上がる頃だろう、と思い、僕はベランダから下を見下ろした。


「キャアッ。」


あぁ、予想通りだった。

僕はゆっくりと階段を下りていく。ざわざわと集まってきた野次馬共を押しのけて、悲鳴の上がった場所へ行く。
血溜まりの中で、彼女を見つける。毎度毎度、この騒ぎはいい加減にしてほしいものだ。

「ほら、帰るよ。」

僕は彼女の手を引いて、マンションの中へと戻る。
いつもこうなんだ。彼女との喧嘩の結末は。


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